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会長挨拶

一般社団法人
山梨県測量設計業協会
会 長 大石 秀世

2018年5月の総会におきまして、小林日登士前会長よりこの職を引き継ぐこととなりました大石です。現在、測量業界は激しく時代の波に巻き込まれ、ICT・i-Constructionの推進によるデータの三次元化、働き方改革関連法案による労働改善及び若手技術者の確保、育成、若手経営者の育成等課題が山積しております。

国によるi-Constructionの推進によるデータの三次元化は喫緊の課題であります。山梨県内にはほとんど発注実績がなく対応に苦慮しているところではありますが、今後データの三次元化は確実に進むものと思われるため、協会内部での委員会及び研修会の開催を含めて対応に追われております。すでにUAV(ドローン)の機体は半数の協会員が購入しており、画像解析ソフトも相当数、購入に至っております。今後さらに購入会社も増えていくと思いますし、技術改革に対応するものと思われます。協会としては、操縦のみならず画像解析、加工等により一層三次元化の知識の習得と対応を図りたいと思います。発注者と受注者が共通の技術理解をすることにより、事業が執行されたときに迅速な対応ができ、正確な成果物を作り出していけると考えておりますので、対外的にも積極的な活動を行って参ります。

一方、測量業界の慢性的な人材不足とそれによる労働環境は必ずしも良いとは言えません。若手がこの業界に参入してくれるためには、労働環境を改善しなくてはならないと思いますが、人が来ない、限られた時間内では仕事が処理できない、時間外労働が減らない等、芳しくないサイクルに陥っております。 いかにこの業界に若手技術者を取り込むのかが課題になりますが、当協会では、『私の学校はここにある』プロジェクトによる県内小学校に経緯度標の贈呈と授業の開催、工業高校の『高校生ものづくりコンテスト』支援協力等、将来の担い手になる若い人たちに関心を持ってもらう事業を進めております。

測量業界は最新技術に目を奪われがちですが、基礎技術や既存技術の対応も必要です。協会の若手技術者を中心に合宿形式で研修会を開催し、基礎技術の確認と既存技術を習得してもらい、協会内の技術者間交流を行っております。若手技術者の定着、育成は個々の会社でも対応しておりますが、最新技術を含めて業界全体で対応しなければ担い手は確保できなくなります。東京の大手測量会社は一社で2,500名の社員を抱えて技術開発、業務、研修、教育を行っていますが、山梨では一社で行うには限界があるため、今後は業界全体で盛り上げていきたいと思います。

会社を超えた技術情報を共有し、最新技術のみならず基礎技術も含めた対応をするべく、努力して参ります。 業界人として、今後どのような形で測量技術のみならず測量業が変貌していくのか5年先、10年先、あるいはその先を見据えた業界運営を行って参ります。関係する皆様のご理解・ご協力の程、よろしくお願いします。